久しぶりにライブハウスに行って、感じた変化。
こんばんは。
わけあんです。
先日、久しぶりにライブに行ってきました。
数年前、大学生のころは、1週間に1回はライブハウスに行くくらい、
ライブに行きまくっていた私ですが、
最近ではもう、半年に一回行くかどうか、というくらい頻度が少なくなっております。
先日も、約半年?1年ぶり?くらいにライブに行ったのですが、
以前と、ライブの聴き方や見方、感じ方等が変わったなぁ、と気づいたので、
今日はその変化について、書いていこうと思います。
まず、大きく感じたのは、『音の聞こえ方』でした。
ライブハウスといえば、爆音で音楽を聴く、というのが一般的。
爆音、とまではいかなくとも、普段聴いているであろう音量よりは、
大きな音で音楽を聴く空間です。
大学生のころは、それこそ文字通り爆音で聴いていても全然平気だったし、
何も感じなかったのですが、
(ただ、一回それで突発性難聴になったので、皆さんは気を付けてくださいね)
その日は、音が耳に刺さって、とてもびっくりしました。
しかも、その日聞いた演奏は、バンドではなく、
演奏も爆音ではなかったんです。
大学生の時聴いていたものより、全然優しかったはず。
なのに、すごく大きく聞こえて、耳に刺さってきたのが、自分でもすごく驚きでした。
と同時に、
好きな音楽なのに、聴いていたいのに、聴くのが苦しいというのは、
とても悲しいことだな、と思いました。
私はもともと、HSPという、敏感すぎる性質を持っているのですが、
それが以前よりも、さらに強まったのかなぁ、と感じました。
というのも、今回変化を感じたのは、音、だけじゃないんです。
光、についても変化がありました。
ライブには、光=ライトがつきものです。
客席側が暗くなって、ステージはライトに照らされ明るくなる。
以前は何とも思っていませんでしたが、
その日は、すごくまぶしくて、ステージ上を見るのが、少々つらかったです。
でも、その日のパフォーマンスは、ライトが特別強かったわけでもないし、
なんかチカチカした演出があったわけでもありません。
きっと、これも私が刺激に弱くなったからなんだろうなぁ、と思います。
もともと、この音や光に関しては、日常生活でも苦手意識を感じているのですが、
大好きなライブでも、影響が出てしまっていて、
集中してライブを見ることができなかったり、
見ている間つらさを感じてしまったりするのが
とても悲しいなぁ、と思いました。
ただ、今回感じた変化の中には、よかったものもありまして。
それは、ライブを見ているときの感じ方です。
私は以前、ライブハウスでライブを見る時は、
なぜかすごく力んでいて、ライブ自体に集中できないことがよくありました。
今思うと、その原因は、
当時抱えていた社交性不安障害や、対人恐怖症が大きく関係していたような気がしますが、
当時は、
会場内に知り合いがいるかどうかとか、
いるなら話しかけなきゃかな、とか、
演者さんたちにも挨拶しないと失礼だよな、とか、
なんて話したらいいかな、とか、
私のライブの見方はおかしくないかな、とか、
一人で来ているのを見て、周りはどう思っているだろう、とか
とにかくいろんなことが気になりすぎて、
無駄に緊張したり、疲弊したりしておりました。
ライブに行くのは好きだけど、
そういった気疲れのようなものを、以前は多く感じておりました。
だけど、久しぶりに行ったあの日は、全くそれを感じませんでした。
ライブを見ているときも、私は私でいられたし、
周りを気にすることなく、自分の感覚に集中することができました。
演者の方々には、自然に伝えたいことを伝えることができたし、
久しぶりに会った友達とも、気負わずに話すことができました。
それが、すごくうれしかったです。
悲しかった変化以上に、嬉しかったです。
なぜかというと、この変化は、
この5~6年で、私が私らしく居れるようになってきたという証だから。
他人や周りばかりを気にするのではなく、
自分がどうしたいのか、自分の軸で判断し行動できるようになってきた証拠だから。
他人と自分の区別が、はっきりつくようになって、
依存するのではなく、自分の足で立てるようになってきたと感じれたことが
すごくうれしかったです。
今回のライブでは、
2時間の幸せな時間をもらいましたが、
同時に、自分の中でも嬉しい大きな変化に気づくことができました。
そういう意味でも、行ってよかったな、と思いました。
好きだったものを嫌いになってしまうことは、
辛く悲しいことだけれど、
失うものがあれば、得るものもある。
変わったということは、進んでいる、ということでもあるから。
去る者には感謝を、得たものはまた大切にして、
これからも進んでいこうと思います*