最近、歌い方を変えました。
私は、歌うことが好きです。
一人でカラオケに行ったり、
家でピアノを弾きながら歌ったり、
仲間とアカペラをしたりしています。
「うた」というものを、
ものすごく真剣にやってきた、というわけではありませんが、
やっぱり好きなので、
上手くなりたいので、
いろいろ研究はしてきました。
体の使い方、
喉の使い方、
ブレスの吸い方、
筋肉の使い方、
ほかにも、音楽理論や、
表現力など、
独学で、いろいろ調べては試していました。
そうしてついに、最近、
歌い方を、大幅に変えてみました。
そうしたら、なんだか気持ちがすっきりして。
歌ってるときも、すごく楽しいんです。
何を変えたかというと、
今まで、いろいろ調べてやってみてきた中で、
どうやら知らぬ間に、クセが結構ついてしまってしたようなんです。
特に、喉の使い方と、声の出し方。
この二つが、結構クセがついてしまっていたようで、
ちょっと、喉に入れる力を弱くして、
声も息多めで、上のほうから出すようにしてみたんです。
そうしたら、なんともまぁ、歌いやすい。
加えて、負担が減った。
歌について調べる前の発声状態に、戻ったような感じなんですが、
歌い方を戻してみて、気づいたことが一つあったんです。
今から6~7年前。
だいたい19~20歳くらいのときのことなんですけど、
その時は、初めましての人とカラオケに行くことが多かったんです。
(よい子はマネしちゃだめだよ)
その時、ほぼ毎回、
「わけあんさんって、きれいな声してるね」
「声がまっすぐ伸びててきれいだね」
って、言ってもらってたんです。
でも、当時の私は、自己否定の塊だったので、
どうせお世辞だろう、とか
嘘に決まってる、と決めつけて、
鵜呑みにせず、記憶から抹消してしまっていたのでした。
今思うと、すごくもったいないですね。笑
だから、きっと、
「上手くなろう」とする前からずっと、
わたしの歌にも、良いところはあったんです。
でも、当時はそれを認めることができなかった。
それが、7年という時間をかけて、ようやっと、
認められるようになったんだなぁ、と
ひとりで勝手に、しみじみとしておりました。
これからも、自分らしさを失わずに、
歌っていきたいと思います。
きっと、私にしかできない表現というものが、あるはずだから。
たとえ、
下手といわれても、華がないといわれても、
ありきたりだと言われようとも。