想い。

お父さんとお母さんへ

今まで、わたしを育ててくれてありがとう。

生まれる時は、ひょんなことから死にそうになり、それでもお母さんが頑張ってわたしを産んでくれました。

それから、大事に大事に、育ててくれた。

それは、すごく感じます。この歳になってからは特に。

ありがとう。

怪我は多かったけれど、大きな病気もせずに、ここまで育ちました。

なのに、わたしは2人が思い描くような、娘にはなれていませんね。

ごめんなさい。

今まで大事に、育ててもらったのに、こんなことになってしまって、本当に申し訳ないし、不甲斐ないです。

ごめんなさい。

時々、2人の前に居るのが、すごく辛い時があります。

上手くやれていない時。他の人がやれている事ができていない時。

2人はすごく素敵でいい親なのに、わたしが2人をダメな親にしてしまっているようで、すごく辛いです。

ごめんなさい。本当に。

もっと上手くやれていたら良かったのに。

なんでこうなってしまったんでしょう。

いい子でいたいのに、私には無理みたいです。

ごめんなさい。

出来損ないで、ごめんなさい。

だけど、

私はようやっと、前を向けるようになりました。

落ち込んで、自分を責めて、否定してばかりいることはなくなりました。

わたしの周りにいる人たちが、

わたしを信じてくれて、応援してくれて、自信をくれました。

自分らしく居てもいいんだと教えてくれました。

自分のいいところに、たくさん気づかされてくれました。

そして、ようやっと、

前を向いて、自分の足で、自分の人生を歩もうと、

歩んでいきたいと、思えるようになりました。

叶えたい夢も、見つかりました。

たくさんたくさん遠回りをしたけれど、

たくさんたくさん迷惑と心配をかけたけど、

ようやっと、二人に胸を張っていきていけそうです。

世間一般でいう、「いい娘」にはなれないかもしれない。

二人の望む、「いい娘」にはなれないかもしれない。

でも、わたしは、わたしらしく、幸せに生きていきます。

そして、早いうちに、ちゃんと親孝行します。

だから、もうちょっと、待っててください。

いつも、見守ってくれてありがとう。

愛してくれてありがとう。

わけあん