透明人間だった私。
私は、ずっと透明だった。
当たり前のように、違和感なく、そう認知していた。
透明人間というか、幽霊に近いイメージを、
自分自身に持ち続けていた。
私を認知してくれる人がいると、不思議な気持ちだった。
『私が見えるの?』
『私を見てくれるの?』
って思った。
見てくれる人がいて初めて、自分に色をイメージできるようになったんだ。
でも、もういい加減、
自分で自分に色を付けられるようにならなくちゃ。
色のある自分を、イメージできるようになろう。