私はいつも、仮面を被っている。
私はいつも、仮面を被っている。
その仮面とは、いわゆる『肩書き』だ。
会社の社員、わけあんという人物、女性、歌が好きな人、東京に住んでいる人、社会人。。。
その時々や場所に合わせて、
仮面を被って過ごしている。
話は少し変わるが、
先日、祖父母の家に帰省した。
そこは自然が豊かで、人間よりも動物や生き物の方がたくさん居るような場所。
そこに帰ると、毎回『自分に戻る』ような感覚があるのだ。
長く都会で過ごす中で、
自分でも気付かぬうちに張り付いてしまった仮面が、ぽろっと外れて、
本来の自分に戻るような感覚がするのだ。
都会に帰る日はいつも思う。
『あぁ、またあの生活に戻るのか』と。
私は、この祖父母の家にいる時の感覚で、
日々を過ごしたい。
私のことを知っている人からすると、
意外だと思う人もいるかもしれないが、
私はわりと『子供っぽい』らしい。
私の心の中には、いつも4歳くらいの女の子がいて、
その子が、本来の私のようなのだ。
いくら歳を重ねても、本来の感覚は変わらない。
大人になったことで、出来ることも増えたけれど、
我慢することや諦めることも増えた。
私は、大人になんかなりたくなかった。
いつまでも、心の中の自分(4歳の女の子)を大事にしたい。
だからこれからは、必要な時だけ”大人”になる。
仮面を被る機会を少なくしていけたらいいな。