お別れ。
昨日、実家で飼っていた猫さんのうち1匹が、旅立ってゆきました。
14歳でした。
元々体が弱い子で、風邪もひきやすかったりしたんですけど、最後の方は病気でずっと苦しそうでした。
1回、『危ないかも』という状態になったにもかかわらず、奇跡的に回復し、お薬を飲みながらがんばっていました。
それでも昨日、可能な限りの家族に見守られながら、旅立ってゆきました。
私は今、実家を出て暮らしています。
だから猫さんたちに会うには、実家に帰らないといけません。
今回旅立った子の病状が以前悪化した時、
『私は最期看取れないな』
と思っていたんです。
でも、普段はあまりそんなことは無いのに、
一昨日、ふとこの子のことが頭をよぎって。
今日は元々実家に行く予定だったのですが、
何故か前日である昨日も実家に行こうと思い立ち、
さらには1泊しようと思ったんです。
その時は、『猫さんが危ないから』とかは一切思っていませんでした。
ただ、帰ってついでに泊まろう、と思っていました。
でも、そのお陰で、結果として看取ることが出来た。
きっと猫さんが、最後のお別れをさせてくれたんじゃないかな、って思いました。
この子がうちに来た時、私は中学2年生でした。
その時犬が飼いたかったのに、猫を引き取ったと言われた時はちょっとがっかりしました。
でも、一緒に過ごしていく中で、どんどん大好きになっていきました。
元々野良猫だったこともあり、人に全然懐かなくて、
懐いて欲しくて、触りたいのを我慢していたことを思い出します。
その結果、心を許してくれた時は、すごく嬉しかったなぁ。
体は小さいのに、すごく気が強くて、
若い時は無茶もたくさんしていました。
庭に出た時に、野良猫に片目をやられ、怪我をしたこともありました。
そんなおてんばさんだったけど、
最後まで、この家の猫たちの長として、最後まで威厳を保ち続けました。
最後は本当に辛そうで苦しそうだったけど、
長生きできたし、人生まっとうできたんじゃないかな、と思います。
お疲れさま。
最後まで、がんばったね。
えらかったね。
『うちに来て、よかった』と、思ってくれていたらいいな。
暗い話になってしまいましたが、
この気持ちをどこかに残しておきたいと思い、書かせていただきました。
14年間、ありがとう。
またね。